「こども食堂」や「学習支援」といった取り組みが全国的に普及してきています。
一方、親が地域に子育てを任せることが「親の無責任論」に発展することもあります。
しかし、本当に「親の無責任論」で済ませて良いのでしょうか?
親が子を育てることは「子育て」と言われます。
これにより、私たちはどこかで「子どもは親だけで育てなければならない。他人に子育てを頼むなんて無責任。」と思いすぎていないでしょうか。
確かに、この考えは間違いではありませんし、親が「子育て」に多くの時間と労力を注げるのは理想的なことだと思います。 しかし、中には「子育て」に悩み、それでも相談できる人がいない、頼れる人がいないなどの理由で「子育て」に追い込まれる家庭もあるのが現実です。
せっかくこの世に生を授かった子どもたちが、その生を授かったことが原因で結果として家庭が追い込まれてしまう。
こんなに悲しいことはないと思います。
私たちとりでの想い(理念)は「地域が子育てを支える」です。
そのために「こども食堂」や「学習支援」などの居場所づくりのような、地域に根差した活動を続けて来ています。
はじめは、他人の作った居場所に子どもを預けることに不安を感じる家庭も多いですが、少しずつ他人を頼ることで「子育て」から少しはなれ、「息抜き」する時間が生まれます。
「子育て」だって休んでいいんです。
そう思えるような文化を地域に根付かせることが私たちの使命です。
どの家庭にもこういった居場所が必要なのだと確信しています。
さらに、私たちは「地域が子育てを支える」の延長線上にある「子ども虐待防止」のために、「予防」と「保護」の両輪の活動に取り組んでいます。これらの両輪を軸としてこれからも活動を続けていきます。
具体的な活動についてはわたしたちの活動をご覧ください。
地域が子育てを支える
VISION(展望)~なぜその法人が存在するのか
「地域が子育てを支える」を当たり前の社会に
MISSION(使命)~中長期的な目標
子どもの貧困対策に取り組む・子ども虐待を防ぐ
VALUE(価値)~行動指針
断らない・見捨てない・繋がり続ける
文字通り「最後の砦」として子どもたちや地域の方々へ必要な支援を届けるという意味があります。
これに加え、鳥が出ていく姿から「鳥出(とりで)」と読み、このマークが自立を象徴しています。
さらに、鳥が出ていくその下にある木は、横から見ると「人」という字を表しており、「人の支えで自立していく」と意味を込めています。
デザイン : 神大樹